2022年12月に完成した記事
長女カピパラの学校は上靴不要に
学校に寄ってルールによって違うので確認が必要
幅広甲高の子供を持つ1人の親として
汎用の安い上履きでは対応不可能
ついに上のお姉ちゃんが、靴のサイズが24cmを突破
履きやすかったIFMEの上履きが24㎝で
規格終了で、また新たに幅広の上履きを探すことに。
詳しくはこちら!
上履き選びの難しさ
サイズ決めは慎重に
実際に靴売場で立っていて思うこと
多くの人のサイズ選びが何となく
適当に決めているんだなぁ、と思う。
現に、サイズを先に決めて迷うことなく試し履きもせずに買う人の多いこと。
我々靴屋は、ある程度は売れたらいいや、とも思ってるから、
サイズ感について詳しくは説明しない。
それほど、セールやらの繁忙期の靴屋は忙しくやることが多いこと。
サイズ選びを間違えたら最悪外反母趾になる危険性もある。
子供の靴のサイズの決め方
- 17㎝位までは実寸、+0.5~0.7cm
- 17㎝以降は実寸、+0.7~0.5cm
甲高幅広具合があるので、サイズに幅が必要
ここで、注意すべきなのは”スニーカーの場合”という点
パンプスや、紳士靴、サンダル、NIKEの一部の靴など
実際の足長と同じサイズ表記で買うべき、メーカーもある。
そうなってくると、サイズを先に決めるのではなく
実際の足長を先に決めて、靴を選ぶことが大事、ということになる。
靴だけはベテラン店員がよいかも
しかし、その数は圧倒的に少ない。
貴重なベテラン店員
我々靴の販売員の知識は日々、進化していく。
色々な足に触れば触るほど、お客さんの望んでいる靴を
瞬時に選び、持っていけるようになる。
ファッション分野で靴屋ほど、経験が要る販売員は無いかもしれない。
その日々進化していく販売員が最近、集まらなくなった。
靴屋業界だけでなく、小売業界全体の問題。
小売業界で働く人の多くが“一生働けない”と知っている。
給料が安すぎて、人生設計が難しい。
ファッション業界で長く働く人の多くが
実家がお金持ち、もしくは副業で余裕で働いている。
なので、ベテラン販売員が非常に少ない。
特にベテランのパートで凄い人もいるが、
家庭があるので繁忙期の日曜日に出勤していない。
私も10年以上、靴屋で働いているが、非常に
人の入れ替わり立ち代わりが激しい。
それで靴屋業界全体が取り組んでいるのが計測マシーン
人が集まらない苦肉の策のマシーン導入
計測マシーン
社員でも、アルバイトでもベテラン販売員も
薄給なのですぐ辞めてしまう
人件費にお金をかけるじちができたら販売員の確保については
もう少しマシになるのかもしれない。
ところが靴屋は靴屋の時給を上げずに
計測マシーンに投資。
ところが、その精度たるや、非常に良くない。
測り方もかなり、手間が多いわりに
測れたとしても不精確。
嬉しそうに足を測ってくれ、と言われたら
忙しかったら、入りたての学生バイトに
計測してもらって、とりあえず
店を回すという点からは大助かり。
計測マシーンを要求してくる人の半分は買わない。
買わない人には接客なんて不要だから
ちょうど良いのかも。
足の大きさの測り方
一方、足の大きさは大体で良い、とする考え方もある。
何故か、足の大きさは変化するから。
- 朝と夜の浮腫み
- 歩行中
- 足の成長、土踏まずの立ち上がり
- 仕事の影響
- 老化によるア-チの落ち込み
- 体重の増減による拡大縮小
- 足とは無関係な病気による足の拡大縮小
いつ足を測るのが最適か
人間は血の詰まった袋ではないか
『兄弟殺し』フランツ・カフカより
靴屋にとってまさしくそれ。
朝は通常、足に血が落ちていないので
夜程、血が足の末端に落ちていない。
それゆえ、足のサイズが
朝と夜で0.5cm変わる人も多い。
特に男性に比べて筋肉が付きにくい女性が
朝は平気なパンプスが、夕方の通勤で痛くなることが多い。
足の筋肉が足らない故血液を
重力に逆らって上半身に戻しきれないのが
原因の1つ。
夕方以降の試履がオススメ
午前中には靴下をもう一枚履いての
試履きがおすすめ。
人の足の形は歩行時に変化する
人間の歩行4段階に分けることができる。
③をポールジョイントと言う。
ポールジョイントが足裏で広がり地面と大きく接して
指先で地面を掴み、地面から足が離れていく。
その一瞬、足は変化する。
その時に、足に違和感が無いかどうかを確かめる。
特に長時間歩く靴を選ぶときは必ず、
試履き、試歩きをする。
試し歩きの時、違和感、痛みが歩く靴は
ずっと痛いから、買わない方が良いかも。
インソールで解決することもあるけれど。。。。
人間の足の形は、変化していく
人間の足はテントのように立体的
その立体性をもって地面に足がつく衝撃を、前進する力に変えている。
そのテントの骨の盛り上がりをアーチという。
そのアーチは生まれたては何もなし
べた足、成長とともに土踏まずとともに形成。
加齢とともに落ちて低くなっていく。
仕事で歩き回れば足が鍛えられた李
歩かなくて筋肉が落ちると浮腫みがちになったり。
人生のステージ、立ち位置と共に足の大きさは変化する!
実際に履いた上履き
メーカー別比較表
実際に履いて試させた上履きの比較表
トップバリューの上履
実際にお店まで行くと、ナイロンとキャンバス地の2タイプあり
さんざん試着させて購入したが、1週間で小指が当たって痛いと断念。
履き続けないと実はわからないあう、あわない
土踏まずを上げるインソールを入れたり工夫をするもまるでダメ。
IFMEの上履き
インターネット上では安いが実際の靴屋さんでは2900円
税込み3190円
1人の親としては最悪、高いのは良い。
足が痛かったら、かわいそう
最悪、病気になったら取り返しのつかないことに
- 3E相当の幅広設計
- 洗えるインソール(替え付)
- 通気性に優れる靴底に空調穴有
- スニーカーと同じサイズ感で買うことが出来るわかりやすさ
問題はサイズ展開。
24cmまでしかない。
小学校6年生女子
靴屋の売場でも普通に25cmの子供がいるんだが、、、
この時点で上履き難民になる。。
IFMEも29cmまで作って欲しい!!
上履きバレーDX
現在履いている上履きはこれ!
これは履くことが可能。
10月から履き始めて1か月
問題なさそう。
上履きバレーDX x どんな子の足が履いている??
小学6年生当時
身長 152cm 体重 53kg
週一の水泳6年目
普段履いているのは3Eの24cm
成長曲線としては平均より、身長はやや高く、そして重い。
クラスでは背の順で真ん中よりやや後ろ。
小学3年生時、肥満の紙をもらってきたことがある、元ぽっちゃり体型。
コロナ下での父との週5の5kmランニングにより、普通体型に復帰。
痩せたら、足が細くなり、2Eの標準幅の靴も履けるが、楽な靴が好きな為、3Eのかまぼこみたいな靴を履いている。
恐らく、標準幅の上履きも履けるが。。。
上履きバレーDXの履く人の足のサイズ
足の大きさの計測方法
まずはざっくり、足の大きさを計測する。
靴下のまま測る方がより正確に測れるので靴下はそのまま。
歩行時、季節、時間帯などによって足の大きさはかわるので
靴屋的に、裸足の足の大きさを測ることは無意味。
前を向いて、肩幅を開いて、左右均等に体重をかける
フラフラせずに真正面を向く
目線の遠くに向ける
紙を使った測り方もあるけど
フットスケール、フットメジャーを買った方が楽かも。
靴はインターネットの方が間違いなく安い。
最近は大人のサイズまで計測できる上に
格安なメージャーもあり、
一度買って慣れると誰でも簡単に測れるようになる。
ちなみに私が使っているのはこちら!!
資格試験の練習用に買ったこちら。
仕様は、簡易タイプより本格的で正確に測れるけども、、、
靴の資格試験のフットスケールは横からしか正しいサイズが見れないが
このあゆみのフットスケールはどの角度からでも
足の大きさが見ることが可能。
ちなみに、長女の足長は実寸22.6cm
ジョイントポールとは
足裏で曲がる箇所も図る。
足囲は20.1cm
これをmoonstarのサイトに入力
算出する方法があるのだけれど横幅の規格を
調べることができる。
規格上はそんなに広い足ではないが、、、
本人は標準から幅広がお好み
歩いている時に当たるというので歩行時はもう少し横に広がっているのかもしれない。
写真を撮るために靴下を脱がしてるから少し細めに出てるのは事実。
サイズ感はあくまでも履くその人が決める問題
上履きバレーDX、実売レビュー
インソール計測 サイズ感
実際に23.5cm上履きを買ってインソールを計測してみた。
スニーカーでよくあるタイプのサイズ表記
インソールが23.5cmなので
実寸+0.5~1cm
足の長さは23~22.5cm
娘の足の長さは22.6cmなのでマニュアル的にもこれでOK!
念の為、サイズ違いの
23,23.5,24cmの3足取り寄せて
試履きもさせてみたけど
見立て通り!
IFMEが24cmならば、23
見た目は普通の上履き
靴、ファッション同様
子供にとって、目立たない事が非常に重要
特に女子はその辺シビアで
サイズ感がきつくても我慢して普通の上靴を履いている子も多い。
サイズが合わない靴は
本当によくないけれども、、、
その点、この教育バレーDXは
商品名以外は普通。
安い上履きなら500円で売っている世の中で
2000円の上履きはDXだよ
デラックスだよって意味だとは思う。
上から見ても普通
横から見ても普通
裏面から見るとちょっとグリップ力が強そうで
滑りにくそう。
靴として大事な屈曲性ももちろんOK
見た目は普通の上履き
中身は幅広
最後に
足にあった靴を履かないと人生が変わっちゃうかも。
この後、一度も痛いという苦情も無く、無事卒業。
- 幅広3E相当
- 風通の上履きな見た目
- 狭い販路
- サイズ感の相違(大きめ)
コメント
コメント一覧 (2件)
突然のコメント失礼します。小6の息子はイフミーの上靴を履いているのですが、24センチがもうすぐサイズアウトしそうです。幅広のため次の上靴選びをしていたところこちらを拝見し、教育バレーにしようかなと思っています。イフミーの24センチが教育バレーの23.5センチと同様のサイズ感なのでしょうか?イフミー24センチの次に買う靴として、教育バレーだと24センチがよいですかね?(イフミーの24.5がもしあるならそれに準じたようなサイズ感を探しています。)
高木奈美さん、コメントありがとうございます。
イフミー上履き24cmがサイズアウトして、教育バレー23.5cmに買い替えました。
状況としてはうちと同じ感じです。
イフミーの24.5cmがなくて、
教育バレーの23.5cmを買いました。
しかしながら、春から夏にかけては足が成長する子供が多いのと、男の子は、まだまだ大きくなる子が多いので、24cmでもいけるかもしれません。
夏休みに入ると、上履きを履く時間が減るので、あえて大きめの24cmでも良いかもです。
理想はアマゾンでお試しで履き比べるのが理想ですが、小さいと履けないので、24cmを買ってあまりにも大きければ、最悪置いといてもらって23.5cmを買い直すのが最善策かと思います。